フランス製、19世紀後半の純銀ティースプーンです。コーヒースプーンとしても使用できそうなサイズです。長さ約13.7ｃｍ、重量約20グラム。純度950のフレンチシルバーの刻印と工房印が入っています。全体がヴェルメイユと呼ばれる24金メッキ仕上げで、手のかかるツヤ消し加工が施されています。メーカーは、数多くの美しいデザインを生み出したフランスの名門ピュイフォルカです。「ロシア風」と呼ばれる持ち手が円柱状になっているデザインで、月桂樹があしらわれています。ピュイフォルカの中でも特に完成度の高い希少なモデルだと思います。刻印は鮮明ではありませんが、間違いなくピュイフォルカです。フランス銀器の文献との比較画像を載せておきます。

数年前に都内百貨店のアンティークフェアで購入したものです。購入価格はでした。買ってから一度も使用する機会がなかったので、今回出品することにしました。アンティークですので、日常の使用に伴う擦れや小さな傷はありますが、修復や大きなゆがみはなく、非常に良いコンディションです。返品はお受けできませんので、ご不明な点があれば入札前にお尋ねください。

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