かつて存在したF.WOLFF&SOHN KARLSRUHEという会社の古い香水瓶です。すべて透明の氷のようなガラスに、社名が浮かぶ澄んだアールデコデザイン。経年のためか、ビンのところどころにシャボン玉の表面のような虹色がでております。内容物もわずかに残存しています。
ebayなどによると近いデザインの物が1880"sとされていますので、おそらくこちらもその前後の時代の物かと思われます。
大きさは高さ１７cm、幅５.８cm、奥行き３.５cmほど。
状態ですが、栓のつまみに一か所、２mmほどの欠けが見られます。写真にてご確認ください。栓はガラスのすりあわせのものですが、現在開栓ができません。以上２点のみご留意ください。
開栓につきましてはハンマーなどで軽い振動を与えたり、超音波洗浄機につけると良いそうです。
ラリックやサビノとはまた違う魅力の物としてコレクションしておりました。中身が入っているものは後にも先にもまず無いと思います。華やかなりし時代の香りをいかがでしょうか。
お好きな方がいらっしゃいましたらお譲りできれば幸いです。ご質問などございましたらお気軽にお声がけください。
※時節柄衛生面が気になられる方もいらっしゃるかと思いますが、当方では祖父祖母らから引き継いだ物、私が昨年春までに買い集めた物たちを少しずつ個人で出品しております。ほぼ家から出ること無く、また公共交通機関も使わない人間ではございますが、自身の管理にも留意し、それぞれのお品に適した方法での洗浄、殺菌を行った上でお包みを致します。
お品物の状態にも諸手続きにおいてもなるべくご不安のないよう努めて参りますので、この点につきましてもご質問や気がかりな事などございましたら、お気軽にどうぞ。
最後に、同社に関する説明をご紹介します。
1857年11月20日、フリードリヒ・ヴォルフ（1833-1920）は、カイザーシュトラーセで父親の理髪事業に参入し、一緒に石鹸会社を設立。 1891年に、会社はHermann WalderによってDurlacher Alleeの計画された建物の複合体に引っ越しました。著しい起業家精神のウルフと19世紀のブルジョアジーにおける洗面用品の需要の高まりは、その後の数十年間で大きな成功をもたらします。従業員数は1000人以上に増加したため、Wolff＆Sohnはすぐにドイツ最大の企業となりました。フリードリヒ・ウルフは、化粧品製造においてラノリンを最初に使用しました。昔は医学的に使われていたが忘れられていた羊毛の脂肪は、19世紀に初めて薬物の基礎として再発見された。1911年から1935年まで、同社はバーゼルに支店を持ち、スイスでドイツ製の商品を販売していました。これは1935年に "Kaloderma AG"と呼ばれる公的有限会社に変換され、その後バーゼル自体でもブランド製品を製造しました。
※時節柄衛生面が気になられる方もいらっしゃるかと思いますが、当方では祖父祖母らから引き継いだ物、私が２０２０年春までに買い集めた物たちを少しずつ個人で出品しております。ほぼ家から出ることの無い人間ではございますが、自身の管理にも留意し、それぞれのお品も適した方法での洗浄、殺菌を行った上でお包みを致します。
お品物の状態にも諸手続きにおいてもなるべくご不安のないよう努めて参りますので、この点につきましてもご質問や気がかりな事などございましたら、お気軽にどうぞ。